第三回 在宅ケアネット渋川
  今回のテーマ(褥瘡対策)について質問

Q1:ピンホール型のポケット内の洗浄は?
A1:
ポケットの深さの程度にもよるが、よい肉芽があがっているのであれば、最低でも、生理食塩水100ccで洗うことが必要。細いノズルのようなものを使って、うわべだけでなく、中までいれて洗浄することが必要。
Q2:ブッシュ・アップとは?
A2:
座りなおしのこと
Q3:肉芽があがり、ポケットができていて、浸出液が出ている仙骨部の褥瘡について
A3:
肉芽があがっている状態では、フィブラストスプレーは、必要ない。
ガーゼで圧迫すると、かえってよい肉芽は死んでしまう。
浸出液のコントロールは、ストーマケアに使うバリケアパウダーを流用して、その上に、保護剤を使用してはどうか?軟膏ならば、アクトシン軟膏でのガーゼ処置あたりが適当では。
Q4:ブラッシングの適応
A4:
ブラッシングは、市販の歯ブラシで、生食で洗い流しながら壊死組織のみをかきだす方法。特に、少しふやけた組織が良い。
Q5:エアーマットについて
A5:
トライセルの場合、底づきのチェックは必要ない。
Q6:坐骨部に予防的に使っているフィルム剤を貼ったまま入浴して
  どのくらい大丈夫なのか?
A6:
予防的に使っているのであれば、水分を十分取ってもらい、一週間ぐらいは、貼ったままでも特に問題はない。
Q7:ずれの予防について
  III〜IV度の褥瘡で、ほぼ寝たきり、誤嚥を予防しながら食事を経口でとるには
  どうしたらよいか?食事時間は、約40分、その後約30分は、そのままでいる。
A7:
ギャッジアップ 60度 二時間以内なら、大丈夫。ただし、足から挙げて、頭をキープしないとずれは起こる。足の上がらないベットであれば、体交マットや三角マットなどで代用する。
Q8:四肢の拘縮の強い方で、除圧を図るためのポジショニングの工夫
A8:
クッション・薄い枕、ゲル状のマットなどで圧迫を避ける。
Q9:エアーマットは、圧の変動が多い、30以下がベストと言われているが、
  ベストの数値は?
A9:
体重のかかり方や角度で変動はかなりある。30以下なら大丈夫ではないか。数値だけではなく、時間との関連で見たらどうか。
Q10:ポケットができたときは、どうするか?
A10:
ポケットの深さや程度にもよるが第一に洗浄を十分に行い、浸出液が出ているようならばアルギン酸カルシウムのリボンタイプのものを詰めコントロールをはかったらどうか・・・必ずポケットの深さ、大きさをチェックして評価しておくことも必要。